私は普段アベレージ90台くらいの実力ですが、先日ベスト89を出して90切りできたのもあるので、このあたりで一旦、90切りに至るまでに私がこれまでやってきたことなどを全てまとめておこうと思います。
90切りのために効果のあった練習法(特にパター・アプローチ)、実際のスコア推移、さらにはパーオン率・フェアウェイキープ率など各種ラウンドデータから、ありのままの実状をお伝えします。
「なかなか90台から先の壁を越えられない!」という方や、「アベレージ90台ゴルファーってどんな程度のレベルなの?」ということを知りたい100切りゴルファーの方などの参考になればと思います。
90切りの時のスコアとデータ
まず初めに、初めて90切りした時のスコアをお見せします。
初めて90切りした時のスコア
パーやボギーを取った数字をまとめると次の通りです。
バーディ | パー | ボギー | ダブルボギー |
---|---|---|---|
なし | 4 | 11 | 3 |
基本的にオールボギーでいけばスコア90なので、そこからひとつでもパーを取れれば90切りはできます。
私の場合、この日の前半はパー2つ取れたのですがダボを3つも叩いてしまったので、ダボの分をパーで取り返せない”いつも通りのゴルフ”といった感じでした。
ただ、後半はダボ無しでしのいでパーを2つ取れたので、そのおかげで念願の90が切れました。
結局、ツイッターで教えてもらった通りの形で90切りできた感じです。
90切りは、パーをねらうことより、OB、ペナ、3パットを防ぎ、ダボ以上を打たないことが大切だと思います。
パーが半分取れる力があれば、なら、70台で回れると思います。— 開智 (@yizakkic) September 6, 2019
90切りできたポイント
そして、90切りできた要因としては、1番がパターで次にアプローチです。
まず、3パットがゼロだったのは大きかったです。
さらに、1パットだったホールが6回あったのですが、寄せワンを4回しているため、積み重ねてきたアプローチ練習の成果も出せたと思っています。
このようにして、ダボをうまく防げたのが90切りできたポイントだと思っています。
ホームコース(バック)
46(16) 43(14)目標だったハーフ45切ばかりか、ベスト更新で90切まで達成😭ヤッター!
すごい達成感…
FWキープ8/14
パーオン2
ボギーオン12こうして見ると数字的には大したことないけど、孔明式パターが絶大だったのと、2Uが打てるようになったのが大きかった。
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) October 9, 2019
90切りに至るまでのスコア推移
ちなみに、90切りに至るまでのスコア推移はこんな感じ↓です。
青線がスコア、オレンジ線が近似曲線です。
私のベストを出す直前に大叩きする法則についてはナゾですが、傾向として見ると着実にスコアが減っていることがわかります。
なお、このグラフは全て私がメンバーになっているホームコースでのデータです。
私は今、最低でも月に2回くらいはラウンドするようにしているのですが、ホームコースがあることによってラウンドできる頻度を確保できているため、これは上達するために良かったことだと思っています。
ちなみに、会員権を買った時のことは↓の記事でまとめているため、もし興味のある方はチェックしてみてください。
私が90切りできた「小田孔明式パター法」
それではここからは、私の90切りに絶大な威力を発揮した方法をお伝えします。
それは、私が「小田孔明式パター法」と呼ぶ方法です。
実際、私がパターに覚醒するキッカケとなったと言って間違いないものです。
そして、その「小田孔明式パター法」は↓の動画を見てもらえば、それで理解できるのですが、ポイントだけお伝えすると次の通りです。
この動画、半端じゃなく凄すぎた。
小田孔明プロすごく教え上手。平均40パットのワイ。
この内容、心に刻みました😭小田孔明プロ直伝!パター上達法!https://t.co/fO3hYXFfV9
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) August 15, 2019
小田孔明式パター法のポイント
- 歩測する
- ボールの線にパターのガイドラインを合わせる
- ボールの線がきれいな順回転するように打つ
基本はこれだけなんですが、動画の中でさらに「利き目で見る」とか「切れる幅はカップで言う」などあり、最終的に私はこの動画内で言われていることはガチで全部採用しています。
その結果、この動画の中でも9打縮まると言ってますが、本当にそのレベルで縮まりました。
その証拠ではないですが、私のパット数の推移も載せておきます。
90切りに至るまでのパット数の推移
小田孔明式パター法は、90切りする2回前のラウンドから採用しているのですが、今まで平均40パットくらいだったところからいきなりベストに近い35パットを出し、その後の90切りの時にはなんと30パットです。
昨日ホームコース
46(17) 51(18)小田孔明式でパターが改善!
スコアはダメだが、課題とするミスは抑えられたし、ちゃんと打てたから自分的にはナイスラウンドだった。
ただ、持ちダマのチーピンがいよいよヤバイと自覚。
引っ掛かり過ぎて左に行き過ぎるか、たまに右に抜けるかで狙いにならない😭
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) August 20, 2019
平均40パットの人間が30パットになるとかまさしく異次元で、本当に9打縮まったレベルだったので本気でビックリしました。
こう見ると、たまたまこの時だけパットが冴えまくっていてマグレだったような感じがするかもですが、私の中では明らかにパターが上達したという確信がありました。
小田孔明式パター法がさらにスゴイ点
実際に「小田孔明式パター法」を実践してみると気付くのですが、パターに自信が持てるというメリットがあることと、ショートゲームやロングパットも上達するというメリットもあることが分かります。
パターに自信が持てる。
まずパターに自信が持てるという点についてですが、この点については↓でもツイートしています。
このパター法、実際に練習場のグリーンで試してみたけど良かった。
きれいに順回転してるのに入らなかったのであれば、それは読みが悪いだけで打つのが悪いわけじゃないと開き直れるのがいい。
少し入らないとうまく打ててないんじゃないかって疑心暗鬼になっておかしくなるパターンばかりだから… https://t.co/JUdEqxEg9z
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) August 16, 2019
このツイートにある通り、私は今までパター練習自体は自宅のパターマットでよくやっていたのですが、いざラウンドになってパターが入らないと「ちゃんと打ててないんじゃないか…」と疑心暗鬼になって打ち方がおかしくなることが多かったです。
しかし、小田孔明式を知ってからは、「きれいな順回転で打てているのなら、オレの打ち方自体は悪くない!(ドンッ」と開き直ることができるようになって、ラインの読みの方に集中して自信を持ってストロークできるようになりました。
ショートゲーム・ロングパットも上達する。
あと、小田孔明式は歩測をするので、この歩測した数字をスコアカードに書き残すようにしたら、ショートゲームとロングパットも上達するようになりました。
どのように歩測した数字を書いておくかというと、スコアカードに↓こんな感じで書きます。(実際に90切りした時のものです)
「7,ok」と書いてあるホールは、7歩のところにグリーンオンした後、7歩の距離のある1打目のパターをokの距離まで寄せて2打で上がったことがわかります。
また、「9」とだけ書いてあるホールは、9歩のロングパットをねじ込んだことになります。
ちなみに、小田孔明式で歩測してたけど、それを記録するとすごく良いと気付いた。
「7,ok」と書いておくと、7歩の地点にオンして、パターでokまで寄せて上がった感じ。
「11,4,2」なら、11歩から4歩のところまでしか寄せられず、さらに次も入れられずokまでもいかず2歩のところから決めたみたいな。
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) August 20, 2019
このようにデータを残しておくと、19歩や14歩のロングパットを2パットでしのいだことや、2歩や3歩の微妙な距離のパターを気合でねじ込んだホールがあったことがスコアカードからわかります。
魂こもったボギーパットや、気合いでねじ込むダボパットを打てるかどうか?は、ゴルフ上手くなれるか、なれないかの分かれ道だと思ってます😊
— サラリーマンゴルファー (@salarymangolfer) September 7, 2019
このように書き残しておいたデータを後から振り返って、3パットしてしまったロングパットや、外しごろだった距離のパターの失敗を二度としないように練習していたら、2・3回のラウンドですぐパターが上達しました。
アプローチショットも上達
また、私はパターの歩測とは別に、ショットを何で打ったのかも毎ホール書き残しているのですが(例えばドライバー → 5番アイアン → アプローチウェッジの順に打ったなら「D,5,A」のように書き残す)、このデータと先ほどのパターのデータを合わせると、アプローチが寄ったか寄らなかったかといったことや、アプローチから3パットしてしまったということなどを記録として残すことができるため、ショートゲームに関しても良い振り返りと練習ができるようになりました。
この点に関しては、よく「パターとショートゲームはやればやった分だけ上達する」と言われますが、私の場合はこうしてデータを活用しながら着実に振り返りをして、同じ失敗を繰り返さないように練習したからこそ90切りができたと思っています。
今、自分は半信半疑の中、めっちゃ右腕で特にアプローチはしてたけど、ジャンボも言ってたのか!
このままでいこうかな。 https://t.co/2IuwNbHnWW
— エース@ゴルフ (@ace_golf_) October 14, 2019
この本は技術的なことはもちろんですが、特に良かった点はショートゲームの考え方で、藤田プロから「ゴルフってのはこうやるもんだよ」と教えてもらえているような感じがします。
これらの点は、センスのある人からすると当たり前のようなことも、私のようなセンスのない者からすると目から鱗といった内容でした。
こんな感じで、90切りにはパターとショートゲームが絶大だったのですが、私のショットの実力についても一応はデータで振り返ってみたいと思います。
【90切りゴルファー】ショットの実力:パーオン率もボギーオン率もひどい
それでは、私のショットの実力についてですが、こんな程度でも90切りできるんだという感じで、生ぬるい目で見て頂けるとありがたいです。
パーオン・ボギーオン率の推移
お見せするデータは、パーオン率とボギーオン率の推移です。
薄い水色の方がボギーオン率で、その中の濃い水色の方がパーオン率です。
パーオン率について
まず私のパーオン率のデータについですが、なぜか徐々に下降しています。
まさしくこんな感じですね…
とはいえ、ならしてみると、今年に入ってからの平均で21.4%です。
この数字をどう見るかですが、参考までに最近ツイッターで流れてたスコア平均84の方々のパーオンの数字と、たぬきゴルフさんのパーオンの数字を見ると、こんな感じでした。
参考:スコア平均84の方々3名のパーオン率
パーオン率(平均スコア84) | 28% | 42% | 35% |
---|
参考:たぬきゴルフさんのパーオン率
ツイッターの方々のデータとたぬきゴルフさんのデータは、スコア平均80台のものなので、私との力の差はさすがに歴然ですが、これを見ると90切りを安定させるためにはパーオン率30%程度は欲しいということが分かります。
これに対して、私はパーオン率20%そこそこ…
まだまだ精進が必要であることがわかります。
ただ、私のようにパーオン率20%程度でも1度くらい90を切ること自体はできるので、一応の目安として頂ければと思います。
90切りしたいレベルならボギーオン率が重要
なお、先にパーオン率を紹介しましたが、90切りレベルだとパーを取ることよりもダボを打たないことの方が重要ですので、どちらかというとボギーオン率の方が大事かなと個人的には思っています。
これはグリーン上2パットでいけてもダボという地獄ですので、さすがにボギーオンしない事態は極力避けたいです。
ちなみに、私のデータで見ると、今年(2019年)に入ってからのボギーオン率の平均が60.7%で、昨年(2018年)のボギーオン率の平均50.6%から見ると向上しています。
このように、私みたいにパーオン率を向上させることは中々できなくても、ボギーオン率は着実に向上させられるため、成長を実感してヤル気を維持するためにもボギーオン率の数字を見ることを重視した方が良いかと思います。
ただ、先ほどのスコア平均84の方々の数字を見ると、スコア80台になるとボギーオン率は大体80%です。
実際、私が90切りした時は12/18回のボギーオン(ボギーオン率66.7%)で、ボギーオンしなかった6ホールの内の3回を寄せワンでしのいで90切りしたので、ボギーオン率が低くてもアプローチ・パターでカバーする方法もありますが、やはり90切りを安定させるためにはボギーオン率80%くらいは欲しいところだと思いました。(1ラウンドで3回ボギーオンしないくらい)
このボギーオンの点にについては、私としてもまだまだですので、課題と捉えて引き続き練習していこうと思います。
【90切りゴルファー】ティーショット(ドライバー)の実力:フェアウェイキープは半分で、飛距離は200Y程度、ただOBはしない
それでは続いて、私のティーショット(ドライバー)の実力についてもお伝えしておきます。
ティーショットの実力については、フェアウェイキープ率の推移をお見せします。
フェアウェイキープ率の推移
ただ、こうしてフェアウェイキープ率を見てみても、正直、フェアウェイキープ率はスコアとの関係なくメチャクチャです。
フェアウェイキープ率の過去全部を平均すると45.3%となりますが、FWキープ率71.4%の時に110を叩いてたり、直近でもFWキープ率64.3%の時に105を叩いたり、フェアウェイキープ率が良い時でも大叩きしています。
一方で、フェアウェイキープ率35.7%や28.6%の時でも93を出したり、フェアウェイキープ率が悪い時でも好スコアを出したりしているので、ワケが分かりません。
結論として、フェアウェイキープ率に関しては、100をボコボコ叩いていた昨年の平均が38.1%で、わりと90台で回れるようになった今年に入ってからの平均がちょうど50%となったため、一応は年単位で見れば良くなっていると思います。
ただ、前述した通り、フェアウェイキープ率とスコアはそこまで関係が大きくなさそうですので、各回のフェアウェイキープ率では一喜一憂する必要はないかなと思います。
参考として、たぬきゴルフさんのデータを見ても平均85の時で大体50%くらいのようですので、結果としてフェアウェイキープ率が半分くらいあれば、90切りを目指すレベルならそんなに気にするものではないと思いました。
ただ、OB…オマエはダメだ
ただ、フェアウェイキープはそこそこでいいとしても、OBはダメです。
実際、私が90切りした時も、ティーショットでOBは無しでした。
ティーショットでOBをかますと、実質ダボがほぼ確定するのでスコア的に痛すぎます。
そのため、私はちょいちょい3Wでティーショットしています。
3Wでティーショットはかなり有効
実際、私がドライバーを全然打てなかった時は全部3Wでティーショットしていたのですが、しばらく経ってふと気付いた時にはドライバーもそれなりに打てるようになっていたので、最近はドライバーと3Wの両方をティーショットで使っていますが、やはりOBを打たないために3Wのティーショットは有効だと思っています。
なお、私がドライバーを封印して3Wのみでティーショットしていた時のことについては↓の記事にまとめているため、もしティーショットをドライバーで打ってどうしてもOBが出るという人は、こちらの記事を参考にしてみて頂ければと思います。
私の90切り、まとめ
それでは最後に、まとめです。
正直、私は飛ばないですし(ドライバー210Y、7アイアン128Y程度)、ショットもヘタクソです。
それでも、1回は90を切るところまでとりあえずいけたということで、よく言われることではありますが、パター・アプローチが重要ということを改めて身に染みた次第です。
実際、多くの方にとってパター・アプローチを練習すると言っても、自宅のパターマットでパター練習したり練習場でアプローチショットをちょっと打つくらいで、正直なところ「何を頑張ったらいいのか分からない!」という人も多いと思います。
この点については私もそうでしたが、今回「小田孔明式パター法」を知ってから私自身としてはブレークスルーできたので、パターやアプローチを何していいか分からない人は、私のやり方がもし参考になればうれしく思います。
また、私もまだまだヘタクソでエラそうに言えるほどのスコアでもないですが、意外と90台くらいの人のブログは少ないので、今回データをまとめてみました。
こちらのデータ等に関しても、もし皆さんのお役に立てば、うれしく思います。