ゴルフ初級者がドライバーを使わないように封印したら、すごく良かった件

ゴルフをやってると、ドライバーって本当に悩みますよね。

プロでも、ティーショットでドライバーを大きく曲げて悔しがっている様を見ると、ゴルファーにとってドライバーは永遠の悩みなのかもしれません。

 

でも、いざ「ドライバー封印」をしようとしても、中々できないという人も多いと思います。

ところが、私(スコア平均100前後の初級者)の場合は、練習中にドライバーを振り回して脇腹をケガしたことがあったので、このケガをキッカケとしてドライバーを全く使わないようにすることができました。

ゴルフで左脇腹痛!腹斜筋を痛めた後に肋間筋損傷しました(泣)

2018.07.14

 

 

その結果、ティーショットを3Wにすることで高いフェアウェイキープ率を出すことができた上に、飛距離はドライバーと変わらずむしろ平均飛距離は高いくらいだったので、私のような初級者こそドライバー封印はオススメだと感じました。

そこで、今回は、私がドライバーを使わないようにした結果について、スコアカードもお見せしながらリアルにお伝えしていきます(^^)

 

ドライバーを使わないようにしてラウンドした結果

まず、ドライバーを使わないで、全て3番ウッドでティーショットしてまわった私のスコアカードです。

フェアウェイキープ率を計測できるように書いてみたものとなります。

(ちなみにパーオン率とスクランブル率も書こうとしてみたのですが、これらは終わってからでも計測できると後で知りました…しかも微妙に間違ってるし…)

 

 

左のチャンピオンティーのところで○×つけているのが、フェアウェイキープ率に関するところです。

マークの意味は次の通りで、パー3はフェアウェイキープ率でカウントしないため横線を引いています。

 

  • ○はフェアウェイキープできたホール
  • ×はOB・ワンペナ・ロストボールしたホール
  • 何のマークもないところはラフに行ったホール

 

ドライバー使わなかった結果のフェアウェイキープ率

そして、このフェアウェイキープの結果を表に書き出してみると、こんな形になりました。

 

HOLE1HOLE2HOLE3HOLE4HOLE5HOLE6HOLE7HOLE8HOLE9
×
ロスト

パー3
ラフ
パー3
ラフ

ちなみに、この日は、後半のラウンドが前の組に追いつけず急いでまわったため、前半だけしかこれらの○×を付けられませんでした。そのため、今回はハーフの結果だけでお伝えします。

 

フェアウェイキープできたのが、1・3・5・7番ホールの4つ。

フェアウェイを外したのは、2・6・9番ホールで、6・9番ホールはラフでした。

2番ホールの×は、左へ引っ掛けて林の中へ入ってしまい、OBではないと思ったのですがロストボールでした。

 

こう見ると、7分の4のフェアウェイキープで、フェアウェイキープ率は57.14%

 

ちなみに、このフェアウェイキープ率が良いのか悪いのかというと、いつも私が勉強させてもらっているたぬきゴルフさんのサイトに参考となる数字が書いてありました。

 


引用:OBとペナルティ率を下げてスコアを上げましょう(実際のコース写真の例)

 

そして、このたぬきゴルフさんの平均スコア別フェアウェイキープ率を見て私はこう思いました。

 

…あれ?今回のフェアウェイキープ率(57.14%)って、もしかしてスコア90とか切れる数字じゃね?

 

ドライバーを使わなかった時の飛距離

でも、フェアウェイキープ率が良くても、飛距離が出ないとしょうがないですよね。

 

ただ、この飛距離の点に関しては、今回全て3Wでティーショットした結果でも、”平均の”飛距離で見ると過去と比較しても一番飛んでいたくらいでした。

 

この「平均」飛距離というところがポイントで、私はドライバーを打った場合にはテンプラが結構多くて、飛距離160ヤードとかになることがザラです。

さらに、こすって飛ばなかったり、チョロったり、ドライバーだと飛距離ロストのオンパレードです。

 

それが、今回はそんなに飛距離ロストした感じのショットはなかったので、平均で200ヤード近くは出てたんじゃないかと思っています。(練習場でも大体200ヤード前後です)

 

そして、この日は同伴のプレーヤーが70歳くらいの年配者たち(スコア88・92・98でまわった3名)だったのですが、同伴プレーヤーのナイスショットのドライバー距離を3Wで越していたことも度々あったので、3Wで210ヤード以上出たショットもあったかなと思います。

 

ちなみに、飛距離についてはこのツイート↓を参考にしていて、4球中3球を200ヤード飛ばせることができれば90切れるということで、今回のラウンドの結果、3Wでも90切れるだけのティーショットは十分現実的にできると確信しました。

 

 

ティーショットでドライバーを使わないメリット

このように、ティーショットでドライバーを使わないことによって、フェアウェイキープ率が上がって、平均飛距離もドライバーより上がるくらいでしたので、個人的にはいいことずくめだと思いました。

 

これが、競技ゴルファーとかプロゴルファーで、ティーショットの飛距離の差が勝敗に影響するというのであれば、ドライバーは必須かもしれません。

ただ、私のような初級者ゴルファーであれば、個人的にはベスト90を切るくらいまでは少なくともドライバーは必要ないかと思いました。

 

ドライバーを使わなければ、ケガをしにくい

また、これは私がドライバーを使わないようになったキッカケでもあるのですが、ドライバーを持ってしまうとどうしても張り切って振り回してしまうということで、その結果として私のようにケガをしてしまうこともあるため、ドライバーを使わないことでこうしたケガのリスクを下げられるメリットがあると思いました。

 

ゴルフで左脇腹痛!腹斜筋を痛めた後に肋間筋損傷しました(泣)

2018.07.14

 

スイングを変える必要がなくダウンブローでティーショットできる

さらに、ドライバーだとダウンブローで打つとうまくいかず、スイングの浮き上がりにボールをヒットさせるとか言われて正直私にはさっぱり意味不明なのですが、3Wなら他のアイアンとかでティーショットするのと変わらず打てるので、ドライバーでスイングの調子を崩す確率が減るメリットもあるように感じました。

 

ドライバーに特化した練習よりは、フェアウェイウッドの練習の方が一石二鳥

それに加えて、ドライバーを使用しないことのメリットとして、ドライバーを練習しなくてよいという点もあります。

 

この点について、10年もの間100を切れなかった私の経験から言うと、ドライバーばかりを一生懸命に練習してもゴルフはうまくならないです!(泣)

ゴルフ100切りに10年もかかった30代男が、ついに100切りできた方法

2018.05.15

 

でも、ウッドは練習すると女子プロに近づける可能性があります。

(距離の出ない女子プロならではの特徴として、ウッドの扱いがとにかくうまいらしいです)

 

それに、3番ウッドを練習している分にはドライバーも打てるようになるとも聞くので、ドライバーの練習はしないで3番ウッドの練習をした方が、ウッド全般とドライバーの練習にもなって一石二鳥になると思っています。

 

 

こう考えると、初級者ほどドライバーを手放した方がメリットが大きいと思います。

 

私がドライバーを使うのをやめて、使うようにした3番ウッド

ちなみに、今回私がドライバーの代わりにティーショットで使うようにしたのは13度の3番ウッドです。

 

私が使っているキャロウェイ XHOT 3 Deep

 

通常3番ウッドは15度のものが多いので、13度のものは結構めずらしいタイプかと思います。

Deepと名のついた通りディープフェースで、地面から打つ感じではないので、私はティーショット専用にしています。

 

ディープフェースゆえにティーショット専用

 

構えた感じ

 

なお、大体ドライバーだと10.5度とか9.5度とかなので、この3番ウッドは実はロフト角は3度くらいしか変わらないことになりますね。

 

ちなみに、このフェアウェイウッドの打感は私の好きな金属音系ではないですが、つかまりやすいドロー系の強弾道で前に飛びます。

また、このクラブを買う時には、ボールがあがりにくいという口コミも見ましたが、ティーアップを少し高めにすれば高いボールも打てますし、そもそもHS40ちょいの初級者レベルの私でもボールが上がりにくいとは感じなかったので、初級者でも問題なく使えるはずです。

 

13度のスプーンを買った理由

そして、この13度の3番ウッドを買った理由ですが、他にミニドライバーなども選択肢としてありました。

 

ただ、私はドライバー特有のデカヘッドがとにかく苦手で、どこにボールを当てていいのかよくわからないという悩みがあったので、”ミニ”とはいえそこそこヘッド体積が大きいミニドライバーはやめて、やはり3番ウッドをティーショットに使うのがいいと思いました。

 

ヘッド体積の比較
  • ドライバー: 460cc
  • ミニドライバー: 250cc
  • 3番ウッド: 155cc

 

決定的な理由は、3番ウッドを多用するヘンリク・ステンソンの影響

また、ドライバーを使わず3番ウッドをティーショットで使うようにした決定的な理由は、ヘンリク・ステンソンの影響もあります。

 

3番ウッドを多用するヘンリク・ステンソン
公式サイトより画像引用

 

”アイスマン” ことヘンリク・ステンソンは、ティーショットで3番ウッドを多用することで有名ですが、実際にセッティングに入れているのはキャロウェイの「ディアブロ・オクテイン・ツアー」という2010年のモデルらしく、これを調べると13度の3番ウッドであることがわかります。

 

ただ、このヘンリク・ステンソンと同じモデルはかなり入手しずらい状況でしたので、マーク金井も絶賛していて、偶然手に入れることができた「キャロウェイ XHOT 3 Deep」を使うことにしました。

 

ドライバーを使わないように封印した まとめ

それでは、最後にまとめです。

 

正直、今回3番ウッドだけでティーショットしてみて、100を切るレベルであればドライバーを使わないようにするだけで十分問題ないレベルになれると感じたので、少なくとも90を切るまではこれを貫き通してみようと思っています。

そして、ドライバーを使わないようにしたことで、ドライバーを練習していた時間をゴッソリ他の時間に当てられるようになったので、他のショットの練習にもっと注力できるようになりました。

 

このように、私にとってドライバーを使わないようにしたことは、本当にメリットばかりであったと実感しました。

 

デメリット・注意点

ただ、一点デメリットがあるとすれば、同伴プレーヤーがいい顔しない可能性がある点です。

 

今回、全て3番ウッドでティーショットをしたのですが、そのことについて同伴プレーヤーから何か言われることはありませんでした。

ただ、同伴プレーヤーがドライバーでナイスショットした後に、3番ウッドで打った私がそのボールをオーバードライブした時、その同伴プレーヤーが切なそうにする空気が流れる雰囲気は多少ありました。

 

そのため、接待ゴルフとか仕事のゴルフの場合には、苦手でもティーショットはドライバーで打っておくのが無難かなと思いました。

 

13度の3番ウッドは中々売ってない

あと、もうひとつ注意点があるとすれば、13度の3番ウッドはあまり売ってないという点です。

 

私は中古ゴルフ店を色々まわっていた中で偶然良いものを見つけることができましたが、正直、ゴルフショップを回っても13度の3番ウッド自体をそもそもあまり見かけなかった上に、安い中古で自分にあったものを見つけるのはさらに難しいです。

 

そのため、新品で買う人はいいとしても、安く中古で買いたい人は中古ゴルフショップのオンラインサイトで見つけて取り寄せてもらうなどするのがおすすめです。