このページでは、ゴルフの100切りになんと10年もかかったゴルフセンス皆無な男が、難しいテクニックは全て捨てて、たった2つの基本動作を徹底することで、ついに100切りを達成することができたので、そのリアルな方法をお伝えします。
100切りを達成した
実際のスコアカード
私も、レッスンに通ったり、プロのレクチャーを受けたりしたのですが全然ダメで、今思うとそれはレッスンプロやプロゴルファーの人たちからすると「当たり前すぎてアホみたいに思えるレベルのこと」で自分がつまづいていたからだとつくづく思います。
皆さんがそんな私のように、ワナにはまったまま100切りできずに10年もの無駄な時間を過ごしてしまうことがないように、このページの内容をお役立て頂ければと思います。
「アマチュアゴルファーの8割は100切りできない」と言われる中で、このページの内容があなたの100切りの壁を打ち破ることに寄与できれば幸いです。
関連:ゴルフ用GPSについて
ちなみに、この100切りする直前に、「ショットナビ ネオ2 ライト」というゴルフ用GPSを購入して実践投入しています。
私の100切りはこのショットナビのおかげという面もあるため、もし「スイングや技術的なことは置いておいて、手軽にスコアをあと少しだけ縮めたい!」というのであれば、以下のエントリーをチェックしてみてください。
このショットナビを使って残り距離を正確に計測した上で、当ページに書いてある「確実にミートする方法」を身につければ、100を切れないということはないと思っています。
ゴルフ100切りのために必要だったこと、それは捨てること
それでは早速、私が100切りのためにしたことをお伝えすると、それは”捨てること”でした。
コック、体重移動、リストターン、飛距離…全部捨てる
コックを捨て、体重移動を捨て、リストターンを捨て、ダウンブローを捨て、飛距離を捨て…
ゴルフで言われるような、ありとあらゆることを捨てて、最終的に徹したことはこれだけです。
- ワキを締めて、体を回すだけ
- ボールの先にある銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージ
↓ 100切りもできない人間が、こんなトッププロのスイングをマネしても意味ないと気付いた。
ヘタなことをするから、スウェー・スライス・アウトサイドイン…悪い動きが出る
それでは、なぜ捨てることが必要だったかというと、ゴルフで必要といわれる動きをヘタにやることが逆に悪い動きにつながってしまうからで、結果としてボールをちゃんと打てなくなってしまうことに気付いたからです。
ヘタな動きをすることが逆に
悪い動きにつながってしまう
ようするに、こういうことです。
- ヘタクソなくせに体重移動をしようとするから、スウェーすることになる。
- ヘタクソなくせにコックしようとするから、インパクトが開いてスライスすることになる。
- ヘタクソなくせにダウンブローで打とうとするから、シャンクすることになる。
体重移動とかコックとかのゴルフ用語は、ゴルフ雑誌を見るとすぐ出てきますよね。
しかし、これらを「しよう!」・「しなきゃいけない…!」と思うことこそがワナでした。
そして、これら難しいことをしないで、逆に捨てることこそが、私がゴルフ100切りを達成できた戦略です。
”戦略とは、捨てることである”
”戦略とは、何をやらないかを決めることである”
ハーバード大学経営大学院教授
マイケル・ポーター
私がゴルフ100切りのためにした、たった2つのこと
それでは、ここからは、難しいことを捨てに捨てて、私が最終的にシンプルに残した2つのことを具体的にお伝えしていきます。
まず1点目は、「ワキを締めて、体を回すだけ」ということです。
ワキを締めて、体を回すだけ
よく、「手打ちはダメだ!」と言われますが、練習場行くと正直わりとみんな手打ちしてますよね。
でも、指摘されたところで、ゴルフセンスのない人ほど、このように思うはずです。
「自分は手打ちなんてしてない!っていうか、手打ちって何!(怒)」
…はい、私もそう思ってました。
でも、誰も教えてくれないんですよね。
レッスンやプロの指導では教えてもらえない
なぜなら、プロゴルファーやレッスンプロのような人達(1年も掛からずにアッサリと100切りをしてきたような人たち)からすれば、このレベルのことは当たり前すぎて悩むまでもなく通り過ぎてきたことだからです。
だから、レッスンに通ったり、プロの指導を受けてもダメなんですよね。
だって、教える側のうまい人たちは、100切れないレベルで10年掛かったようなことは”絶対に”ないはずで、こんなレベルで苦しんだ実感が全然ないんですもん。
しかし、こんなところで大いにつまずくのが、10年も100切りできない人間です。
私も、レッスンに通ったり、プロの指導を受けたりもしたのですがダメで、結局自分で気付いたのが、「ワキを締めて体を回す」ということでした。
ちなみに、これは後で知ったのですが、元賞金女王の古閑美保プロも「脇を締めてしっかり下ろして、ボールをいかに押せるか」がひとつ注意してきたことだと言っています。
古閑美保プロがその話をしているシーンはコチラ
トップもインパクトもワキはしっかり締める
それでは、ワキを締めるイメージを理解するために、こちらのローリーマキロイのスイング動画を見てみてください。
アドレスの状態から、始動する瞬間にキュッとワキを締めるんですよね。
これがワキを締めるです。
そして、ワキを締めた状態のままのイメージでトップを迎えて、インパクトまでもワキを締めた状態で、体を回していく流れとなるのですが、参考までにリッキーファウラーの画像を見ると、トップでも右ワキがギチギチに締まっているのがわかります ↓
そして、インパクト直後の画像でも、ワキが締まっていることが確認できます ↓
このように、両ワキの締めは大正義と覚えて、あとは体を回すだけです。
これでめでたく、手打ちが卒業です。
ちなみに、私はこのイメージで、アプローチもうまく打てるようになりました。
コースでの傾斜ショットにも強くなった
なお、この「ワキを締めて体を回すだけ」の方法は、コースでの傾斜のショットにも強いです。
練習場ではうまく打ててもコースではボールに当てられないというのは、コースには傾斜があるからです。
傾斜があるのに体重移動だの難しいことをしようとしてもできるわけないので、傾斜がある時はドッシリ構えて「ワキを締めて体を回すだけ」です。
つま先上がりも、つま先下がりも、左足上がりも、左足下がりも関係ありません。
傾斜がある場合は、ただでさえまともにボールを打てないのがさらに打てなくなるので、どんな傾斜であれグリーンに乗せようとしないで、得意のクラブでとにかく事故なく刻む作戦で、体を回すだけです。
傾斜のショットでこんなにかっこよくはいかない。
だから、ただただワキを締めて体を回すだけ
ボールの先にある銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージ
続いて、もう1つのコツは次の点です。
- ボールの先にある銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージ
もはや、この言葉の通りでしかないのですが、ボールの先に銅鑼が横向きに置いてあることを想像して、横から体の回転で銅鑼(ドラ)をひっぱたくイメージです。
これは、スウェーを防いだり、体の突っ込みを防いだり、様々な効果があると今思うと考えられるのですが、この銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージをするようになったら、コースでクリーンに打てるようになったので、もうひとつのコツとしてお伝えしておきます。
ゴルフ100切り インパクトのポイント
なお、この銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすインパクトについてですが、ポイントがひとつあるとすれば、左手の甲の親指の方からボールにぶつけるイメージとすることです。
これを誤って左の手の小指の方からぶつけるイメージにしてしまうと、肝心のワキが空いてしまう上に、アッパー軌道のすくい打ちになってボールが捕まらずスライスばかりになってしまうので、必ず左手甲の親指の方からぶつけるイメージです。
ちなみに、この左手の甲をぶつけるイメージについては、プロゴルファーの小平智 選手が以下のサイトで詳しく解説しています。
以下のサイトではライン出しについて書かれていますが、当サイトでお伝えしている点も最終的には同様につながる内容となるため、チェックしてみてください。
左手甲を狙った方向へ向けて、ぶつけていくようなイメージです。
ライン出しをする際のポイントは、左わきを締めたまま低めのフォローを取ること。
左わきをつけたまま、フォローを抑え気味にすれば方向性がよくなる。
なぜゴルフ100切りのためにこの2つだけを残したのか
ちなみに、ここまでお伝えした2点のポイントに辿り着いたキッカケは、とにかくコース上できちんとボールに当たるようにしなければ話にならないと気付いたからです。
結局のところ、練習場ではそこそこ打てても、コースでは全然ちゃんとボールを打ててないから100切りどころじゃないんですよね。
私も思いっきりそうでしたが、おそらく100切りできない方は大体このような感じ↓ではないでしょうか。
ドライバーはちょいちょいOB
まず、ドライバーはちょいちょいOBですよね。
コースに出ると、ドライバーはたまに良い当たりをするけど、ちょいちょいOBかますので、スコアがおもいっきり崩れます。
前進4打がせめてもの救いと感じて、コースを回っている人も多いのではないでしょうか。
私もそうでした(泣)
2打目は穴掘ったり、トップやチョロばっかり
そして、ドライバーがそこそこうまく打てて、2打目を打つ場合でも、ちょいちょいクリーンに打てたりはするけど、正直なところほとんどはダフったりチョロやトップばっかりだったりしますよね。
これはもう、「とにかく前にさえ進んでいればいつかはホールアウトできる(泣)」という心情で切ないばかりです。
でも、実際はこれが現実だったりしますよね。
ボールにきちんと当てられることに徹底的に注力して100切り
そこで、私はこんな状況に終止符を打とうと考え、飛距離やら難しいことは捨てて、とにかくボールにきちんと当てられるようにするために以下の2つを徹底することに至りました。
- ワキを締めて、体を回すだけ
- ボールの先にある銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージ
正直、飛ばない。でも、100切りで悩むレベルなら飛距離はスコアに関係ない
ただ、ここまで私がお伝えした方法ですが、正直言って飛距離は出ないです。
ドライバーの飛距離はせいぜい200ヤードで、同伴のプレーヤーがナイスショットすると、平気で30~50ヤード置いていかれます。
でも、同伴プレーヤーたちが何ホールに1回かOBをかましたり、ティーショットを曲げて林や斜面に打ち込んだりするのに対して、自分はOBゼロで大概フェアウェーキープできるため、結局スコア的にはこちらの方が良くなります。
本当は250Y飛ばしたい…
でも大概こうはならずOBしたりする
どうせ理想通りにはいかないし、100切りに悩むレベルで飛距離は関係ない
ちなみに、こちらは飛距離が出ないため、PAR4でも2打目をウッドで打つことになったりするのですが、もし同伴プレーヤーが1打目ナイスショットした場合は、自分のボールの位置からはるか先でショートアイアンで打っているのを見ることになったりします。
この時、すさまじく劣等感をおぼえますよね…
でも、現実問題として、この飛距離の差でスコアが大きく変わるかというと、大して変わらないです。
なぜなら、100切りで悩むレベルなら180ヤードのウッドでも、130ヤードのアイアンでも、私たちはそもそもちゃんとボールに当たるかどうかすら怪しいレベルなので、精度うんぬんの次元じゃないからです。
それよりも、ミスショットで台無しにしてしまう方がスコア的には圧倒的に手痛いので、180ヤードと130ヤードの差よりも、とにかく体を回すことと銅鑼を打ち鳴らすイメージでしっかりとミートしていくことを大切に考えました。
2打目が180Yでも130Yでも大して変わらない。
ミスしないことの方が重要
一応、実際の結果として、私が100切りした時のスコアカードを見ると、一緒に回ったメンバーの中で私は圧倒的に飛距離は劣っていたのですが、それでも距離の長いPAR5で結局は私が一番スコアがいいくらいでした。
距離の長いPAR5でも飛距離がないことは
そんなにデメリットではなかった
こうして振り返ってみると、やはりゴルフは飛距離じゃないのかなと思います。
女子小学生のゴルフ練習を見て気付いた。これでいい
ちなみに、このような作戦を思いついたのは、小学生くらいの女の子が打ちっぱなし練習場でゴルフ練習をしているのを見たからです。
小学生くらいの女の子がゴルフの練習しているのを見ると、子供たちはみんな本当にうまくボールをヒットしてますよね。
もちろん、飛距離としては私のような大人の男性がクリーンヒットした時ほどは飛ばないですが、結局コースに出ると私の場合はダフったり、トップ・チョロばかりしていたので、この女の子の方が絶対に自分よりスコアがいいはずです。
そこで、”無知の知”ではないですが、「自分はこの小学生くらいの女の子より圧倒的にヘタクソである」ということをまず自覚し、この女の子を見習って、とにかくちゃんとボールを打てるようにすることに徹することにしたという経緯です。
”無知の知”とは、
まず自らの無知を自覚することが、真の認識に至る道である、ということ。
ソクラテス
今思うと、ゴルフ練習場でこの女の子を見たのがキッカケで、10年かかってもできずにいた100切りがすぐできるようになったので、この女の子には感謝ですね。
ゴルフ100切りに10年もかかった男が、ついに100切りできたシンプルな方法まとめ
ここまで、私の100切りのためのスイングと、コースを回る考え方をお伝えしてきました。
ポイントは、何回もお伝えしていますが、これだけです。
- ワキを締めて、体を回すだけ
- ボールの先にある銅鑼(ドラ)を打ち鳴らすイメージ
これは、私がコースを回る前にスコアカードにメモしてコースに臨んで、実際にゴルフ100切りを達成できたので、100切りできないとお悩みの方にはぜひ試してみて頂ければと思います。
スコアカードにテーマを書いて臨んだ
ゴルフ100切りして良かったこと、メリット
ちなみに、はじめてゴルフ100切りして以降、何回かコースを回り、コースによって100を超えることもありますが、わりとスコアが安定するようになりました。
これも、きちんとボールをヒットするための基本を身に付けられたからと思っています。
そして、現在も色々と試行錯誤はしていますが、その過程でスイングが滅茶苦茶になっても、結局はこの2つの動作を意識するとちゃんと打てるようになるので、私としては一番の基本動作だと認識しています。
このように、はじめからアレコレやってうまくいかないのであれば、100切れない段階では難しいことは捨てて、とにかくシンプルなことからはじめるのもひとつの手段だと思うので、ぜひ100切りにお悩みの方はまずはこのページの内容からお試し頂ければと思います。
それでは、あなたのゴルフ100切りの検討を祈っています!!