このページでは、家電量販店の販売員だった私が、未経験にも関わらず経理の事務職(派遣)に転職できた成功体験談をお伝えします。
家電量販店の販売員を辞めて、その後に職業訓練を受けながら簿記3級を取得して、経理の事務職への転職を成功させることができたのですが、その背景として販売員時代の頑張りが評価された面が大きかったです。
また、普通に就職活動をしていると、いきなり未経験から経理事務へ転職するのは難しいのですが、色々な人の助けを借りつつ、自分なりに工夫しながら取り組んで成功した部分もあるため、そのあたりのリアルな実状を踏まえて、実際の体験談をお伝えします。
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未経験で販売員から事務職に転職できた流れ
それでは、はじめに販売員から事務職に転職できた流れをお伝えします。
最初は家電量販店で販売員だった
まず、キャリアのスタートは、秋葉原の家電量販店の販売員でした。
仕事場ではリーダー的な役割を任されたり、売り場を担当させてもらえたりしていたので、充実感はありました。
また、以前、留学した際に身に着けた中国語のスキルで、中国人のお客様への対応ができたりもしたので、自分の力を生かせている”やりがい”も感じていました。
販売員キツイ…続けられない…
しかし、充実感や、やりがいを感じていた家電量販店での販売員の仕事ではあるのですが、
自宅のあった横浜から秋葉原までの通勤が大変だったり、立ち仕事が辛いこともあって、この先続けていくことができるのか常に不安を抱えていました。
そこで、年齢的に20代後半に差し掛かってきたのもあって、ついに3年間勤めた末に、家電量販店の販売員の仕事を辞めることを決意しました。
販売員を退職して、四国お遍路の旅へ
そして、会社を辞めた後、次の仕事のアテは何もありませんでしたが、会社を辞める時に”やる”と決めていたことがひとつだけありました。
それは、四国遍路の旅です。
合計すると40日くらいでしたが、家電量販店の仕事で出会った彼と一緒に四国をお遍路で周ることができて、以前からずっと行きたいと思っていた願いをかなえることができました。
四国お遍路の旅から帰って来て、職業訓練へ
そして、四国お遍路の旅から帰ってきて、仕事をどうするか考えましたが、まずは職業訓練へ通うことにしました。
職業訓練に通うことにした理由は、転職活動をするにしてもまだ”自分の武器”が弱いと考えたからです。
そこで、自宅から近いところの職業訓練校の、簿記の勉強ができるコースに通うことにしました。
職業訓練で勉強して簿記3級を取って、経理の事務職に転職成功
そして、職業訓練に通いながら1か月間ほど自習で簿記の勉強をして簿記3級を取得し、求職活動をしたところ、希望としていた経理の事務職に未経験から転職成功することができました。
以上が、私が販売員から事務職に転職できた、ざっくりとした流れとなります。
私が未経験でも経理の事務職に転職できた理由
それではここからは、この転職成功に至るまでのプロセスにおける、もっと具体的な話や細かなコツなどをお伝えしていきます。
未経験から事務職の正社員はさすがに無理、派遣に絞って考えるようにした
まずはじめに、販売員から事務職への転職を考える中で、私も当初はできれば正社員がいいと考えていました。
しかし、事務職への求職活動をはじめてすぐに「未経験で事務職の正社員を目指すことはさすがに厳しい」と感じるようになりました。
また、家庭の事情(母が病気で亡くなり、父も体調がすぐれない状況)があったため、現実的に正社員として働くことも難しいと思いました。
そこで、「派遣社員として事務職の経験を積む方がベスト」という考えに変えて、派遣での職探しにシフトして、派遣会社に4社登録しました。
そして、最終的には派遣で事務職に就くことができたのですが、現在の会社では1年後に直接雇用に切り替えることを前向きに検討してもらえているので、結果的にこの時に「まずは派遣で経験を積もう」と考えた選択は正しかったと感じています。
派遣でも未経験から事務職への転職は難しい
ちなみに、このように書くと、派遣であれば未経験でも事務職への転職はできると思うかもしれませんが、やはり事務職(特に経理事務)は人気で、職業訓練の入学試験でも面接官にこのように言われて脅されました(笑)
また、派遣会社の方に相談しても、未経験で尚且つ経理事務の仕事を目指すことは厳しいということで、「とりあえず一般事務で少し事務の経験を積んでから、そこから経理事務にまた転職する方法でも良いのでは」とアドバイスされたりもしました。
ただ、そのように厳しい中でも、私が未経験から経理事務に転職できたのは、3つのポイントがあったからだと感じています。
- 販売員時代の頑張りを評価してもらえた
- 販売員の時にも事務的な仕事をしていた(できていた)部分をアピールできた
- 職業訓練に通学しながら簿記の勉強をしていたことで、これからも頑張れる人だと評価してもらえた
販売員の時の頑張りを評価してもらえた
まず私が未経験でも経理の事務職に転職できた理由の一点目は、前職(販売員)時代の頑張りが評価されたことでした。
販売員をしていると、普通に店頭に立って来たお客様の対応をしていてもいいのですが、私の場合は「もっとこうしたらお客様が喜んでくれるんじゃないか」といったように、自分なりに色々と考えたり、工夫して仕事に取り組んでいたということがありました。
その結果、販売員の時もリーダー的な役割を任されたり、売り場を担当させてもらったりしたということがあったのですが、そうした前職での取り組みの実績を転職活動の面接の時に伝えました。
そうしたところ、この販売員時代のキャリアが転職活動の際にも評価されたので、「あのとき頑張ってて良かったなぁ」としみじみ思いました。
販売員の時の頑張りが報われてよかった
事務職が未経験…でも、実は販売員でも事務の仕事をしていた
また、販売員の時にも事務的な仕事をしていた(できていた)部分をアピールできた点も良かったと感じています。
この点については当初、私は「事務未経験」ということに結構コンプレックスを抱きながら就活していました。
ただ、ある日、就職の相談をしていたハローワークの人に、次のように言われたことで、自分が「職種」というものにこだわりすぎていたことにハッとしました。
そこをアピールしたほうが良いわよ。
このアドバイスを受けて、私はたとえこれまで販売職しかやってきてなくても、その販売職の仕事の中でも事務に繋がることは沢山あったんだと気付かされました。
そして、このことがあって以降、就活に対して強気になれた点は大きかったです。
職業訓練に通学しながら簿記の勉強…これからも頑張れる人だと評価してもらえた
さらに、職業訓練に通学しながら簿記の勉強をしていたことで、企業の人から「これからも頑張れる人だ」と評価してもらえた点もありました。
簿記3級は、基礎寄りの内容なので、難易度はそこまで高くはなく、1週間みっちりやって合格する人もいます。
ただ、職業訓練の授業だけで簿記合格は難しいため、いかに独学でしっかりやるかがポイントでした。
私の場合、3級は参考書と問題集を1冊ずつ買って、約1か月くらいの勉強時間(1日多いときは5時間、少ない日は1時間くらいの勉強時間)で合格することができましたが、そのような”今からの頑張り”を面接の時に評価してもらえたと感じています。
このようにして、面接の方に評価してもらえて、採用を頂けたと思っています。
事務職への転職活動を実際にどう進めたか
それではここからは、転職活動を実際にどのように進めたかというリアルな流れをお伝えします。
リクルートスタッフィングで転職成功できた
まず、未経験からいきなり正社員の事務職に就くのはさすがに難しいということで、派遣志望に切り替えて、4社の派遣会社に登録したという話はすでにお伝えしましたが、その中で私が一番使っていたのが、リクルートスタッフィングです。
そして、私が最終的に転職成功できたのもリクルートスタッフィングでした。
リクルートスタッフィングは求人数が圧倒的
ここでリクルートスタッフィングについて簡単に紹介すると、リクルートスタッフィングはさすが超大手のリクルートグループなだけあって、求人数が圧倒的です。
私も転職サイトは複数登録して積極的に求職活動をしていましたが、やはりリクルートスタッフィングは別格でした。
超大手ゆえの求人数の強さは魅力
人的サポートが追いついていない面はあったけど、登録しておいて良かった
ただ、リクルートスタッフィングは求人数が圧倒的に多い点はすごく良いのですが、その分、人的なサポートが追い付いていない面もあると感じました。
例えば、面接や、出勤初日の付き添いなどです。
私の場合、最終的に採用になった会社に面接に行った時はちょうど雪の日だったのですが、若い担当者がその面接の会社まで車で向かって来て、案の定、雪で道が混雑して担当者が遅刻したということがありました…
また、採用が決まって、出勤初日も担当者が付き添いに来てくれる予定になっていたのですが、風邪をひいて担当者が遅刻ということもありました…
このように、リクルートスタッフィングは担当者にまだ経験の浅い若い人がいたり、どうしても人的なサポートの面で追いついていない面があったのは事実です。
ただ、このように人的なサポートが追い付かない面も、圧倒的な数の求人を持っている超大手のリクルートスタッフィングだからこその話で、他の転職サイトであれば求人数が少なくてそもそも面接の段階までたどり着けてさえいない可能性もあるので、メリット・デメリットはありますが、リクルートスタッフィングを登録しておくこと自体は間違いないですね。
販売員から経理の事務職に未経験で転職できた体験談 まとめ
このように、家電量販店の販売員だった私でも、未経験から経理の事務職に転職できたので、今の仕事がキツかったり、報われないと感じている人は、無理だと思わずチャレンジしてみてほしいと思います。
また、実際、経理に転職できてからは、すごく私としても自信やりがいを感じて頑張れているので、転職を頑張って良かったと思っています。
そこで、このページをご覧の方も、自分らしく輝ける仕事に就けるように、ここで紹介した体験談が参考になればうれしく思います。