30代は、ちょうどシミが気になりはじめる頃で、これからシミに対してどのように対処していったらよいのか、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、当ページでは、シミ取りレーザーによるシミ治療や、シミ予防のための光老化対策など、具体的な対策をはじめとして、30代でシミに悩んだ方がおさえておくべき注意点についてお届けします。
30代のシミ、注意点
まず、30代でシミに悩んだ際に陥りがちな罠は、シミに効くというように宣伝されている化粧品を買い続けてしまい、シミ消し化粧品難民になってしまうパターンです。
典型的なパターンは以下の通りです。
できてしまったシミが気になる
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シミが消えると評判の化粧品・クリームを試す
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シミが消えない
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「もっと高いのじゃないと、効かないのかしら?」
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疑心暗鬼となって次から次へとシミに効くとされる化粧品を試す
レーザー治療を受けたりするのも何となく恐いので、なんとかうまく化粧品やクリームで消せないかとアレコレしている間に、知らず知らずに出費はかさむ一方、シミの状況は一向に改善しないというものです。
そこで、そのようなシミ消し化粧品難民に陥らないために、まずは以下の前提知識をご理解ください。
化粧品でシミは消せない
シミに関する前提知識として、まずは”化粧品ではシミは消せない”というものがあります。
そもそも化粧品とは、「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されており、シミを消すような効果の強いものは化粧品として認められません。
「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 第2条第3項
従って、化粧品として登録されている製品に、すでにできてしまっているシミを消すほどの強い効果はないんです。
第三類医薬品、医薬部外品でもシミ消しの効果は疑問
また、第三類医薬品、医薬部外品でも、シミを消すことができるかというと、その効果は疑問です。
その理由として、厚生労働省に認可されている美白成分の大半は、あくまで新たなシミを作らない予防のための成分で、シミを消すほどのものではないからです。
美白成分として有名なハイドロキノンでさえ、シミが作られるのを抑制する予防の働きが中心となります。
そのため、市販品でシミを消すような強力な作用を持つものは、医薬品であっても非常に限られるのが現状です。
(あるとしても肝斑に対して有効であるとされる第一類医薬品のトラネキサム酸関連の製品くらい)
このあたりのことについては、以下のページで詳しく説明しているため、もし興味のある方はご覧ください。
30代、シミはどうしたらいいのか
それでは、化粧品や市販品でシミを消すのが難しいのであれば、どうすればよいか。
答えは明白です。
まず、既にシミができてしまっているのであれば、皮膚科に行って相談してください。
ほとんど多くのシミは、レーザー治療で消すことができます。
また、特殊なシミの場合などでも、専門家の診断を受けることがまず重要です。
そこで、まずはプロである皮膚科・美容皮膚科をはじめとした医療機関に相談してください。
無料カウンセリングを実施している美容皮膚科も増えてきていますので、うまく利用することをおすすめします。
また、美容皮膚科においてシミの治療をする場合、レーザー治療以外にも塗り薬や光治療での方法など様々ありますが、王道はレーザー治療となります。
そこで、シミ取りレーザー治療についてはまずレーザー治療を検討してみてください。
シミ取りレーザーについてはよくわからずに不安がっている人が多いですが、知識をつければそれほど恐れるものではないです。
顔のシミをある程度消すことができた後はどうすればよいか
光老化予防がまずポイント
続いて、顔のシミを美容皮膚科で消した後はどうすれば良いかというと、美白成分配合の化粧品や医薬品でも構いませんが、一番のポイントは光老化予防となります。
なぜ一番のポイントが光老化予防になるかというと、「シミの原因の8割は光老化によるもの」と言われるほど、光老化はシミを作り出すための非常に大きな要因となっているためです。
ただ、光老化予防をしたとしても、顔のシミを永久的に根絶することはできないです。
なぜならば、太陽からの光が地球上に降り注ぐ限り、紫外線による影響を完全に排除することはできないからです。
また、残念ながら、シミは年齢を重ねるごとにできやすくなっていきます。
特に、老人性色素斑という最も一般的なシミの一種は、40歳代で60%、50歳代で80%、80歳以上でほぼ全員が出現すると言われていることから、シミができることはいつかは避けられません。
そこで、このような前提を踏まえた上でするべきは、”シミと付き合っていく”という考え方です。
30代、シミと付き合っていくという考え方
前述の通り、シミができるのが避けられないのであれば、シミができた・消えたと一喜一憂するのではなく、シミができたらこまめに消し、そして、できるだけシミができにくいようにするため、自分なりに続けられる光老化対策を続けるということが大切です。
シミのレーザー治療も、数が少なく小さいものであれば、1万円も掛からないで消せる美容皮膚科もあるため、それほど金額的にも大きな負担にならないようにできます。
また、病気などでも同様ですが、病気になってから治療するのと、病気にならないように予防するのとでは、金額的なコストや肉体的・精神的負担に大きな差が生まれます。
シミについても同様で、40代や50代になってシミがかなり増えてきてしまうと、シミ治療の金額も負担になりますし、年齢にともなうシワやくすみといった問題も出てくると、本当に投げ出したくなってしまうかもしれません。
そこで、30代の今こそが、これから先シミに悩まされない生活を送る上での分かれ道になります。
30代の今こそ、シミのレーザー治療と光老化対策で、”シミと付き合っていく”シミに悩まされないための生活を検討してみて頂ければと思います。