車にガリッとこすり傷をしてしまいました。
ただ、タッチアップペンを使って格安で難しいことなく割ときれいに自力修理できたので、その方法を分かりやすくお伝えします。
私の場合、よくわからず細かな失敗をいくつかしてしまいましたが、その私の反省を踏まえて参考にしてみて頂ければと思います。
この記事はこんな人にオススメです
- こすり傷で何万円も出して修理に出したくない人
- 車の難しいことはよくわからないけど、自力でこすり傷を何とかできないかと思ってる人
私がやってしまった車のこすり傷
まず、私がやってしまった車のこすり傷はこちらです。
砂壁みたいになってるコンクリートの壁に、ガリッとこすってしまいました。
少し離れて見るとこんな感じです。
少し離れて見れば、そんな騒ぐほどのものではないように思えますが、やはり気になりますよね。
ヘコんだり、えぐれたりしてる感じではないので、なんとか修理に出さないで自力で直せないかなぁと思いました。
コンパウンドでこすってみたけどダメだった
そこで、まず私が最初に試してみたのは、コンパウンドでこすってみるというものです。
コンパウンドは、非常に細かい微粒子の研磨剤で、歯磨き粉みたいなもんですね。
そのコンパウンドを布などに付けてゴシゴシこすると、ピカピカになるというものです。
一応、ネットで「車 こすり傷 コンパウンド」とかのキーワードで調べると、「コンパウンドだけでこすり傷がきれいになる」といったような情報も出てくるのですが、今回の私レベルの傷だと全然ダメでした。
実は、さきほどお見せした画像はコンパウンドでこすってみた後の画像で、こすって軽くささくれみたいになった部分は多少平滑になったのですが、このレベルのこすり傷だとコンパウンドだけじゃ全くきれいにならなかったです。
コンパウンドでこすってもこの程度
このレベルのこすり傷になるとコンパウンドだけじゃ効果なし
耐水サンドペーパーとか、パテとか恐くて無理…だけどタッチアップだけでいける方法があった!
そこで、コンパウンドだけじゃ直らないということで、次にもっと詳しい自力修理の方法を頑張って調べてみました。
しかし、ネット検索しても修理業者とかメーカーによる難しい修理方法ばかり出てきて正直無理って思いました。
耐水サンドペーパーでガリガリきれいにならした後、パテを使って埋めてとか、無理ですよね。
素人には恐すぎます。
ところが、Youtubeをくまなく見ていたら、プロの人がタッチペンだけで相当きれいに仕上げている動画があったので、この方法でいくことにしました。
修理の流れと、主なポイントは次の通りです。
- タッチアップペンを何回も(数回~10回とか)上塗りして、削れて凹んでいる部分に繰り返し塗料をのせていく
- 細かいサンドペーパーでこする(私はやらなかったです)
- コンパウンドを何回も磨く
サンドペーパーでこするのは、この動画を見てもやはり恐かったのでやりませんでしたが、タッチアップペンを繰り返し重ねて、コンパウンドで何度も磨く程度であれば私でもできそうだったので、オートバックスへ行ってタッチアップペンを買うことにしました。
オートバックスへ行って、一応修理見積りをもらってみた
早速、オートバックスへタッチアップペンを買いに行くことにしましたが、せっかくなので修理見積りをもらってみることにしました。
ネット上の口コミでは、「イエローハットの方が少し安い」というようなブログも見ましたが、イエローハットは近場にないのでオートバックスへ行きました。
そして、今回の修理見積り代金はいくらだったかというと、27,000円!
ちょっとこすっただけで、27,000円…
まぁ、技術料と1日分の工賃と考えると、妥当ですかね。
オートバックスの人が色々と教えてくれた
ちなみに、私の中ではタッチアップペンで自力修理するのは決まっていたので、今回見積もりをもらったのはほとんど冷やかしみたいなもんだったのですが、オートバックスの人は親切で色々と教えてくれました。
良かった…(ホッ)
こんな感じのやりとりをして、最後には「もし修理ってなったらご依頼ください(^^)」と言ってくれたので、無理強いもせず親切だなと思いました。
カー用品の量販店でタッチアップペンを買ったけど、失敗した
そんなやりとりをして、結局そのままタッチアップペンを買いにオートバックスの店内へ入ってタッチペンを購入したのですが、正直タッチアップペンの購入自体は少し失敗しました。
なぜ失敗したかというと、タッチアップペンの買う色を間違えたからです。
購入したタッチペン
タッチアップペンは、例えば同じ白色でも車種ごとに色が違うので、量販店の店内にズラーーっと並んでいます。
ただ、そのままだとどの色を買っていいのか分からないので、オートバックスではタッチペンのそばに車種が書いてありました。
トヨタ アクアとか、プリウスみたいな感じで、「この車種ならこの色だよ」みたいな感じです。
同じ車種でも古いモデルのカラーコードを買ってしまった
そこで、今回、私はシエンタという車だったので、シエンタと書いてあった「064」というカラーコードのタッチペンを買いました。
しかし、後で知ったこととして、シエンタは古いモデルと新しいモデルがあって、実は私の新しいモデルの場合だったら「070」というのが正解のカラーコードでした。
実際にタッチペンを塗ってみて、「なんとなく色が違う…?」と思って調べてみたら案の定ということで、気付いた時には後の祭りでした。
タッチペンはネット上のメーカーのサイトで調べて、ネットで買うのが正解
そこで、私の失敗を踏まえてオススメするのは、ネット上のメーカーのサイトで正確なカラーコードを調べて買うのが確実ということです。
カラーコードは、車のドアを開けたところや、ボンネットを開けたところに書いてあるというのですが、私の場合は車を見ても車の説明書を読んでもカラーコードは見つけられなかったです。
そこで、オートバックスの記載に頼ってしまったのですが、後で調べてみると自動車メーカーのサイトに行くとカラーコードは普通に書いてあったんですね。
例えば、トヨタのシエンタのカラーコードなら、「シエンタ カラーコード」でネット検索すると出てくるため、そのように落ち着いてカラーコードを調べた上で買うのが正解でした。
ちなみに、タッチペンはアマゾンでも「ホルツ タッチペン 070」みたいに入れると色ごとにタッチペンを買えて、またそのタッチペンを使って修理した人の口コミもあるため、一応チェックしておくのがオススメです。
タッチアップペンを買って、さっそく塗ってみた
そして、こんな感じで失敗はあったものの、自分の車の色(に近い)タッチペンと、上塗り用のクリアのタッチペンを買ったので、さっそく塗ってみました。
最初にひと塗りした感じはこうです。
正直、ひとぬりしただけだとイマイチですね。
細い毛筆がないと塗りがベタっとなってしまうため、毛細筆がやっぱり必要だった
ちなみに、ここでまた反省があります。
それは、タッチアップペンを塗るのにベタってなってしまった点です。
前の画像を見てもらうと、これでもベタッとならずに塗れた方ですが、やはり結構大変でした。
タッチアップペンは、容器とフタ・筆がマニキュアみたいな感じになっているのですが、そのままのものを使うと細かく塗れないです。
そして、二度塗りするとコテっとなってさらにイマイチになるため、一発でキメなければいけないのですが、細かい部分を一発でキメるのはさらに難しいです。
そこで、先ほど紹介した動画でも、プロの方が「毛足の長い毛細筆でタッチペンを塗るのがポイント」とハッキリ言ってるのですが、私は「まぁ大丈夫やろ」って買わなかったのが大いなる反省点です。
しかも、量販店のタッチアップペンコーナーのところに一緒に売ってたにもかかわらずです。
そのため、皆さんはプロの言うことはキチッと守って、毛細筆も買うようにしてくださいね。
タッチアップペン2度目を塗ってみた。すでにエエ感じやん!
そんなこんなで、改めて毛細筆を買いにいけばいいのにやっぱりメンドクサイので(←)、そのまま半日くらい置いてまた同じように2度目を塗ってみました。
いかがでしょうか?
多少コテッと塗ってしまっている部分はあるものの、だいぶイイ感じじゃないですか?(ドヤァ)
離れて見るとこんな感じです。
もう正直、これでもよっぽど意識して見ないとわからなくないですか?
コンパウンドでこすったらポツポツになってもた
「もうこれでいいじゃん!」と思って、仕上げのコンパウンド磨きをすることにしました。
その結果はコチラ↓
あれ?なんかポツポツしだした…
どうやら、穴になっているところに塗料が乗っかっていた塗料がコンパウンド磨きでとれてしまい、穴が目立つようになってしまったようです。
手触りとしてはスベスベになって良かったのですが、やはりポツポツが気になったので、もうひと塗りしてみることにしました…
プロの人が動画で10回は塗れと言ってたのに、さすがに2回ではやっぱりダメですね。
3度目の塗りで納得の仕上がり
そして、3度目を塗って、コンパウンド磨きまでしたのがコレです。
どうですかね?
十分納得の仕上がりじゃないですか?
ビフォーアフターで比べてみると、こんな感じになります。
ビフォーアフター
さすがにこれ以上10回も繰り返し塗るのはさらにコテっとなりそうで恐かったのと(本音はメンドクサイ)、離れて見ると全然わからないんで、これでいいかと思いました。
そして、最終的には、これに上塗りのクリアを塗って乾かして、コンパウンドで磨いて完了としました。
車のこすり傷、ド素人だけどタッチアップペンを使って本気で自力DIY修理した【まとめ】
それでは最後にまとめです。
途中、買うタッチアップペンの色を間違えたり、毛細筆を買わずに苦労したり、色々と失敗はあったものの、最終的には納得のいく仕上がりになりました。
こすった箇所をマジマジと意識して見るとさすがにわかりますが、意識しなければまずわからない状態なので、車のことが苦手な素人にしては十分な出来ではないでしょうか。
事実、この修理をしてから奥さんもこの車に何度となく乗って1か月以上経ちますが、全く気付いていません。
別に隠し事をするつもりはなくて、いつ気付くかと思って黙っているのですが、全く気付く気配すらないのでとりあえずこのまま様子見しようと思います。
(このブログを見て気付く方がはやそうですね…)
もし車にこすり傷をつけてしまったけど、修理に出して何万円も払うのはためらわれるという方は、ここでお伝えした内容がお役に立てばうれしく思います(^^)
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